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2026/06/03 21:45

<ライブレポート>NEXZ 初のアリーナツアー開幕、リリース前の新曲4曲もライブ初披露

 2026年5月30日・31日、7人組グローバル・ボーイズグループNEXZが東京・国立代々木競技場第一体育館にて【NEXZ LIVE TOUR 2026 "Hallmate"】の東京公演を開催した。NEXZの成長と勢い、そしてNEX2Y(NEXZのファンの呼称)の熱気が感じられた31日公演の様子をレポートする。

 オープニングムービーが終わると、まさかの会場後方からメンバーが登場。アリーナを歩いてパフォーマンスしながらセンターステージ、そしてメインステージへと移動していく7人。特効や特別な演出を用いていないにもかかわらず、華やかに見えるのは彼らの見せ方とパフォーマンス力があってこそ。熱気に包まれたまま「Legacy」でライブはスタートした。ステージ前には生バンド、7人の後ろにはダンサーたちがおり、ダークさとロックさが感じられるヒップホップサウンドで会場を一気に支配していく。そこから炎がステージを包んだ「BURNING BLACK」、会場中のペンライトが揺れた「HARD」とエンジンはフルスロットルだ。ステージが赤い照明に包まれるとSO GEONの歌い出しで「One Bite」へ。音源よりもロックなテイストをまとっており、エモーショナルなパフォーマンスが印象的だった。そして、そのまま「I'm Him」へと続き、オープニングパートを一気に駆け抜けていった。

 ここで改めて、自己紹介。「ヤンチャな青春応援団」というテーマを意識してか、YU、HARU、SO GEON、YUKI、HYUI、SEITA、TOMOYAの順でオラつきながら自己紹介する様子が微笑ましい。先程まで熱いパフォーマンスをしていたとは思えない“おもしろ自己紹介”を経て、YUKIの「いつもの僕らに戻ろう」という声で素に戻っていた。TOMOYAが「次は初めて披露する楽曲で、6月24日にリリースされる『Hellmate』の収録曲です。皆さんと一緒にやりたいパートがあります」と語り、クラップを練習。グルーヴィーな新曲「Hands up, Yo!」が飛び出した。思わずクラップしたくなる一体感を生み出すと、続けて「Simmer(Japanese Ver.)」、「Want More? One More!」で歌唱力とダンスを見せつけていった。

 幕間映像後、野球のユニフォーム風の衣装に着替えた7人が披露したのは「HYPE MAN」。途中にオンステージカメラでステージ越しの客席が映し出され、彼らが観ている景色がおすそ分けされる。ダンサーからエナメルバッグを受け取ると、「Keep on Moving」、「Run With Me」と続く。エナメルバッグに入っていたサインボールを投げたり、アリーナに降りて歌ったり、NEX2Yとの触れ合いを楽しんでいった。

 メインステージに戻ったメンバーたちは、「熱気がすごい!」と笑顔を見せる。一人ずつNEX2Yへの愛を伝えた後、「次は失恋ソングを。すごくいい曲なので聴いてくれたら嬉しいです」とSEITAが語り、新曲の「Can't hide」へ。ダンスは封印し、歌声だけで会場を魅了した。さらに、「One Day」でNEX2Yへの思いを伝え、「Slo-mo」では会場をハッピーな空間へと変えていった。

 ここからは、バンドパフォーマンスコーナー。メンバーがユニットにわかれ、それぞれの世界観をバンド演奏とともに表現していく。トップバッターはHARUとHYUIによるStray Kids「Muddy Water」。アグレッシブなラップで畳みかけ、会場のボルテージは一気に上昇していった。続いてステージに現れたのは、TOMOYA、SEITA、YUKIの3人。Vaundyの「不可幸力」をアンニュイな雰囲気で歌っていく。難易度が高い楽曲だが、しっかりと自分たちの表現に落とし込んでいたのが印象的だった。最後はYUとSO GEONによるJosef Salvatの「call on me」。この2人ならではの美しいダンスで会場の視線を釘付けにしていった。

 ここで満を持して飛び出した、Japan 3rd EPタイトル曲「Hellmate」はNEXZらしいエネルギッシュな魅力が全開に。激しさだけでなく爽快感も感じさせる楽曲を、グルーヴィーなパフォーマンスとともに届け、会場を大きく沸かせた。続く「Ride the Vibe(Japanese Ver.)」ではコールの声が一段と大きくなる。TOMOYAもマイクを客席に向けながら、笑顔に。HYUIの「Are you ready!?」というシャウトで始まったのは「O-RLY? (Japanese Ver.)」。NEX2Yも大きなコールで応え、会場はこの日一番と言っても過言ではない熱気に包まれた。

 全力のパフォーマンスを終えると、「昨日よりも声がデカい!」とTOMOYA。嬉しそうに同意するメンバーたちは、ここまでのパフォーマンスを振り返っていく。バンドパフォーマンスコーナーではHARUとHYUIがオリジナルリリックを付け加えたことが語られたり、SEITAが「(『Hellmate』の)NEX2Yの掛け声があるバージョンもやりたい」と笑顔で語ったり。早くも楽曲の進化への期待を膨らませていた。

 ここからラストスパートへ。まずは新曲「Mmchk(Japanese Ver.)」で一気にぶちかますと、「まだまだ行くぞー!」というシャウトで「NALLINA」へ。センターステージに移動し、ライブには欠かせない「Next Zeneration」と続いていく。バチバチのダンスブレイクは圧巻だ。悲鳴にも似た歓声が飛び交う中、TOMOYAが「準備できたか!」と会場を煽る。「Make some noise!」の掛け声でラストナンバーの「Beat-Boxer」がスタート。歌もダンスも全力、まさに“魂のパフォーマンス” で会場を魅了して、本編の幕を閉じた。

 アンコールに応え、「Eye to Eye」で再びステージに登場した7人。続く「Here & Now」までたっぷり時間をかけて、NEX2Yたちと交流していった。ここで、1人ずつ挨拶。「これから先、大変なことがあったら、今日を思い出して、それが糧になればいいなと思います。そして、もうダメかもしれないと思った時には、いつでも僕たちがいるってことを忘れないでください。どんな時でもNEXZはNEX2Yの味方です」(SEITA)、「狂ったように楽しみました。僕をここまで本気にさせてくれるのも、(NEX2Yが)ステージを待ってくれているおかげだと思います。これからもNEX2Yを幸せにしていく予定だし、皆さんの自慢のNEXZになれるように頑張ります」(HYUI)、「今日始まる前、すごい緊張していたんですよ。でもステージに上がった瞬間、全力で楽しもう、楽しませようという一心になって。それはNEX2Yのおかげです。NEX2Yの顔を観たら、どこからともなく力が出てくるというか、本当に最高です!」(YUKI)と思いを語っていく。

 SO GEONは涙をこらえながら、「NEX2Yの温かくて熱い愛を感じて、しびれました。こうやって見ているだけでも僕は幸せです。24時間見たいけど、お互い体力的にきついと思うので、この一瞬一瞬をめちゃめちゃ大切にします。NEX2Yもこの瞬間を受け止めてくれたら嬉しいです」と愛と感謝を伝えていた。その後も「めちゃめちゃ好きな言葉があって。『努力した結果よりも努力している時間が輝いている』。ラップを始めてから、僕は自分の言葉をずっと信じて頑張っていました。努力しても結果がなかなか出ないと思ったとしても、成功のためには失敗が必要。一緒に頑張ろうねって思っています」(HARU)、「ドームやスタジアム、これは僕たちの目標なので後々必ずいきます。誓います。そこでまたこの景色を見れたらいいなという思いが強くなったので、大きな舞台に立てるように頑張りたいと思います」(YU)、「一人ひとりの顔を見て、僕も感動と元気をたくさんもらえました。次のアルバムの準備をしながら、みんなで夜遅くまで頑張って練習して、努力した意味があったなって。もう一度頑張ろうって思いました。でね、『世界一おもしろいコンサート、楽しいコンサートをするNEXZ』っていう新しい目標ができたんだけど、イケる気がする。次はもっと成長した姿をお見せしたいと思います」(TOMOYA)と、熱く語っていった。ラストは「Next To Me」、「Co-Star」で再び一つに。全28曲を披露し、ライブに幕を下ろした。

 歌もダンスもMCも、昨年の初ツアー【NEXZ LIVE TOUR 2025 "One Bite"】よりも着実にパワーアップしていたNEXZ。パフォーマンス力はもちろん、NEX2Yとのコミュニケーションや会場を巻き込む力にも磨きがかかっており、グループの勢いを改めて印象付ける公演となった。6月には大阪公演を控えているほか、6月24日にはEP『Hellmate』のリリースも予定されている。さらなる進化を遂げるNEXZが、この先どのような景色を見せてくれるのか期待したい。

Text by 高橋梓
Photos by 田中聖太郎(1~9枚目)、田中聖太郎写真事務所(10~19枚目)、河村美貴/田中聖太郎写真事務所(20~26枚目)

◎公演情報
【NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”】
5月30日(土)、31日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館 ※終了
6月12日(金)、13日(土)大阪・大阪城ホール

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